一発屋芸人妖怪ウォッチと実力派マインクラフト

息子がYouTubeでゲーム実況をよく見ているのでちょっと興味が出て、

最近のゲームの人気度動向を調べてみました。

 

ピックアップしたのは

まず昨年一斉を風靡した妖怪ウォッチ、

そして最近ネットでも結構話題になってる任天堂のスプラトゥーン、

3つ目は世界を制した同人ゲーム、マインクラフトです。

 

Googleでの検索回数からトレンドがつかめる「Googleトレンド」を使ってみます。

 

こちら、YouTube検索のトレンドです。

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ウェブ検索がこちら。

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上のグラフを表にするとこんな感じです

 

Youtube検索のトレンド

  2014年8月 2015年7月
妖怪ウォッチ 100 19
スプラトゥーン 0 13
マインクラフト 57 73

 

ウェブ検索のトレンド

  2014年8月 2015年7月
妖怪ウォッチ 100 17
スプラトゥーン 0 15
マインクラフト 13 15

トレンドだと実数がわからないので、GoogleAdwordsのキーワードプランナーで各商品の検索数も調べてみました。 たぶんこの数字はウェブ検索の方だと思います。

  2014年8月 2015年5月
妖怪ウォッチ  748万  150万
スプラトゥーン  0.4万  122万
マインクラフト  82.3万  150万

 

2015年7月のデータは取得できなかったので2015年5月になってます。
データの時期に多少のズレがあるのか、5月のデータはGoogleトレンドの6月のデータに近かったです。

 

一発屋芸人、妖怪ウォッチ。

妖怪ウォッチは2014年8月がピークで、グラフではここが100になっています。

妖怪ウォッチの2番目のピークは2014年12月で、これは映画が公開された時ですね。

 

急激に上昇して、急激に下降してます。

一発屋芸人を彷彿とさせる急変。

 

この感じだと、妖怪ウォッチブームは終了したと言えそうです。

 

妖怪ウォッチはブーム終了後、ポケモン化できるか

メディアミックスの先輩「ポケモン」は、この数字が20台で推移してるので、

定期的な新商品や映画を打ち出してポケモン化できるかが妖怪ウォッチの課題でしょうか。

 

スプラトゥーンは結構頑張ってるけど人気に早くもかげり?

スプラトゥーンは任天堂Wii Uのゲームです。

2015年5月に発売されたばかりなので、グラフの端っこにちょこっと出てるだけです。

任天堂もかなり力を入れてるっぽく、この結果は新商品としてはなかなかのものじゃないかと思います。

 

ただ、7月になって伸びが止まってます。

 

4年かけて伸びてきたマインクラフトは安定感抜群。

マインクラフト、Youtube検索は2011年から4年間ずっと右肩上がりで伸びています。

一発屋に終わった(?)妖怪ウォッチを抜き去り、このまま行くと妖怪ウォッチの最高値を越えるのも間違い無さそうです。

 

マインクラフトは、ウェブ検索とYouTubeで数字が大幅に違うのが面白い特徴。

対数ではないので単純比較はできないですが、Youtubeのほうが5倍近い数字です。

 

これはマインクラフトというゲーム自体がYoutubeから広まってきたという経緯もあるんでしょうね。

従来型のメディアに依存するゲームと違って、Youtubeで知ってYotubeで楽しむ。

ウェブで検索して購入とか、情報収集とかする必要がないんでしょう。

 

私の幼稚園児の息子はウェブ検索はできませんが、マインクラフトのことはYoutubeで見てるのでなんでも知ってます。

 

YouTube上で各商品名を検索したときの結果数を見ると、

・妖怪ウォッチ:20万8000件

・スプラトゥーン:14万1000件

・マインクラフト:106万件

とマインクラフトが圧倒的です。

 

ただしマインクラフトも世界で見ると停滞中。 

そんなマインクラフトですが、それは日本でのお話。

対象を全世界にして英語の「minecraft」で調べてみると、

 

youtube検索

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ウェブ検索

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2013年頃から伸びてないことがわかります。

 

 

Apple Musicを聞いて。ラジカセで録音した時代が懐かしい。

iTunesがバージョンアップされました。

3ヶ月無料なので、先日リリースされたApple Musicを試してみました。

 

日本のアーティストの曲が少ない等々のラインナップはともかく、

またひとつ時代が変わったなあという印象を受けました。

 

音楽メディアがレコード→CD→デジタルオーディオと変遷し、聴き放題の世の中になって音楽の手軽さがさらに増しました。

 

かつて私も若かりし頃、カセットテープにお気に入りの歌手の歌を録音して、ウォークマンで繰り返し聴いたものです。

 

もっと以前、子どもの頃にはテレビの前にラジカセを置いて

アニメの主題歌を録音していました。

録音中、「ご飯よー♪」と呼びかける母の無神経さに殺意を抱いたのも今は昔。

 

 

おっさんになってiTunesで曲を流しっぱなしになると、曲名なんかまった覚えられず

アルバムの曲順はもちろん、どの曲がどのアルバムかもほとんど覚えられなくなっていました。(覚える必要もないからですが。)

 

ついに聴き放題の時代となると、この手軽さたるや。

 

曲名はもちろん、アーティスト名も覚えなくなるんじゃないかと思いました。

 

現状では、自分の聞きたい曲を探すのが手間ですが、

きっとそのうちレコメンド機能で何とかなるんだと思います。

 

そうなると、自分の気分にベストマッチした曲を選曲してくれるのですから、

昔のように、音楽に「向き合う」といった感覚は皆無です。

文字通りBGMですね。

 

音楽家を職人から芸術家に変えたのはベートーヴェンだそうですが、

今度は芸術家から職人にまた戻るのかもしれませんね。

 

そんなことを書いていると、

昔見た、NHKスペシャルの「映像の世紀」という番組で、

ロシアの文豪、トルストイが登場するシーンを思い出しました。

 

放送していたのが20年前なので淡い記憶ですが、

確か駅かどっかにトルストイが降り立ち、子どもとか群衆に囲まれていたのが印象的な映像でした。

 

トルストイは1910年に亡くなっていますから、

当時は蓄音機も普及してないだろうし、映画館もほとんどないでしょうから

小説は娯楽の王様で、トルストイはスターだったんだろうなーと思いました。

 

さて、若者の音楽離れと言われて久しい現代。

娯楽界に君臨していた音楽も、時代の流れによってその座を譲っただけなのかなとも思います。

 

今も授業中にウォークマン聞いたりする学生いるんでしょうか。

きっとスマホでパズドラとかやってるんでしょうね。

ドローンを使った動画撮影について

テレビの制作会社の方とお話する機会がありました。

最近、地方自治体の観光PRビデオの制作をしたそうなんですが、

一部ドローンを使って撮影したそうなので、どんなドローンを使って撮影したのか聞いてみました。

 

メインはDJIのプロ向けのドローンで、セットで100万ぐらいするやつ。

 

型番は聞きませんでしたが、「SPREADING WINGS S1000+」でしょうか。

値段は本体26万+オプションで11万なので、100万もしないですが、
もしかしたら他にオプションがあるのかも。

www.dji.com

 

これに4Kのカメラを載せて観光名所を撮影。

3次元的に撮影できるので、すごく面白い動画が撮れたそうです。

 

で、サブがDJIのPHANTOM。

これは首相官邸にランディングしたと言われてるやつですね。

 

PHANTOMの方は付属のGo PROで撮影したそうですが、

驚くことに、撮影環境さえ整っていれば画質はプロ向けと遜色なかったそうです。

PHANTOMは10万ぐらいのはずなので、お値段以上感が半端ないですね。

 

撮影は当然プロのカメラマンがするんですが、

ドローンのプロカメラマンなんて(少なくともその制作会社には)いないので、

ラジコン好きのカメラマンが撮影したとか。

やっぱりラジコン好きのほうがうまく撮れるらしいです。

 

PHANTOMで画質十分ということは、10万出せば素人でも十分な画質の動画が撮れちゃうってことですよね。

 

 

Eコマースでは、ソーシャルは今のところ重要なチャネルではない

SimilarWebからEコマースでのソーシャルの活用についてメールでレポートが届きました。

SimilarWebはいろんなサイトの推計トラフィックを調べるのに便利なツールです。

レポートではFacebookTwitter等のSNSがEコマースでどういう位置づけかが分析されてました。

原題は「The Data Driven Guide to Acquiring E-commerce Traffic from Social Media 2014」でPDF20枚分です。

 

結論は、まあそうだろうと思いつつも興味深かったので、

下手くそながら以下、日本語訳してみました。

(和訳が間違ってた場合はごめんなさい)

 

結論

大半のオンライン販売業者にとって、ソーシャルは最も重要なチャネルではありません。

業界全体のデータでは、ソーシャルに由来するトラフィックはEコマースサイトの全体の約3%しかありません。

オンライン販売業者にとって、検索が商品と顧客を結びつける主要なツールであり続けています。

しかしTeespringやエッツィーのような、精通した小売業者はこのゲームの法則を変え、ソーシャルを最重要のトラフィックチャンネルにしようとしています。

ソーシャルは口コミの促進に使え、バイラル効果により露出を大幅に増やすことができます。

たとえ3%が小さく見えても、この3%は10億サイトの訪問数(2014年8月)と同じなのです。

新しいEコマースサイトは、この競合する少ないチャネルを活用するのが賢明でしょう。既存のサイトにとっては、エッツィーやフォーエバー21のようなソーシャルの達人の取り組みを模倣するのが懸命でしょう。

 

 大半のオンライン販売業者にとって、ソーシャルは最も重要なチャネルではありません。

要するに現状ではソーシャル活用しても売れませんよ。

でも今後は変わるかもよ。という話でした。

 

ちなみにエッツィー(Etsy)はハンドメイドのマーケットプレイスです。

Teespringは知らないサイトでしたが、カスタムTシャツをつくって売れるサイトのようですね。